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イベント情報

iCAN CES Show 派遣に関する成果報告書

次世代を担う若手人材育成を目的として、今年度仙台で開催された第5回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテストiCAN’14世界大会において第1位となった福島県立郡山北工業高等学校チームをThe International Consumer Electronics Show (CES Show)に派遣しましたので、以下の通り報告申し上げます。

派遣日時:
平成27年1月6日〜11日
派遣先:
The International Consumer Electronics Show (CES Show)、米国ラスベガス
派遣者:
福島県立郡山北工業高等学校 生徒3名
機械科 3年 鈴木 智弥
機械科 3年 伊藤 謙志郎
情報技術科 3年 上田 勇一朗
派遣先での活動内容:
CES Showにおいて、過去のiCAN表彰チームを対象とした展示スペースが設けられることとなり、日本からはiCAN’14世界大会で第1位を獲得した、福島県立郡山北工業高校チームを派遣しました。全体では中国、香港、米国、ドイツ、日本から合計15チームが参加しました。
図1 展示ブースにて説明を行う生徒 図1 展示ブースにて説明を行う生徒 
図2 来場者に対して行った実機のデモ図2 来場者に対して行った実機のデモ
図3 CES Showに参加したiCAN関係者図3 CES Showに参加したiCAN関係者
郡山北工業高校チームはiCAN’14で受賞対象となった、防災・防犯ロボットであ「ProROBO」を会場に持ち込んで実演しました。このロボットは、MEMSデバイスの一つである赤外線アレイセンサを搭載していて、災害時に負傷して動けなくなった人を検出したり、防犯用途で不審者を検出することができます。検出された情報は、携帯端末を介して、離れた場所でも関係者がすぐに把握することができます。
 生徒たちは持ち込んだロボットについて、英語を使って来場者に丁寧に説明を行いました。最初は戸惑いも見られましたが、徐々に慣れていき、来場者に積極的にアピールできるようになりました。来場者からは、倉庫内での防犯に使ってみたい、などの具体的な要望が数件寄せられました。郡山北工業高校では参加した生徒や後輩にあたる2年生以下の生徒が参加して、CES Showで寄せられたこれらの要望を実現すべく、ロボットの改良を続けています。
今回の派遣の一部の模様が、平成27年3月3日(火)TBS 「NEWS23」の特集にて放映されました。